一般社団法人UMISUKE

はじめに

この度、ブルーカーボン活動を
日本全国で推進するために
一般社団法人UMISUKEを
設立しました。

日テレでは、これまでも番組づくりを通じて、地球環境の豊かさや大切さを伝えてきました。
この考えは70年経った今、企業としての文化になりクリエイターのDNAとなっています。

2023年、日本におけるテレビ開局70年の節目の年。この先の、70年後の地球を考えて
いま「海の豊かさを守り」ながら「気候変動に具体的なアクション」を起こしたい。
世界で注目の「ブルーカーボン」を全国に広めるプロジェクトを立ち上げました。
地球の未来と子どもたちのために、ALLジャパンではじめの一歩を踏み出せたら…。

サステナビリティにおける知見と多くの実績をお持ちの皆様と、
ご一緒させていただければこんなに心強いことはありません。

事業内容

私たちは気候変動対策と生物多様性の保全のために、藻場造成を積極的にサポートしています。まだまだ認知の低いブルーカーボンに関して、ひとりでも多くの方に興味をもってもらうために、イベントやメディアを通じて情報発信をおこなっています。

放送局等メディアへのアドバイス、自治体との調整やブルーカーボンに積極的に取り組む企業との連携、ブルーカーボンに関する学術的な研究などに注力しています。
今後もブルーカーボンに携わるみなさまをつなぐ架け橋として真摯に取り組んでまいります。

メッセージ

  • 代表理事黒崎太郎

    2023年日テレ開局70年企画として『日本列島ブルーカーボンプロジェクト』を立ち上げる。(当時は日本テレビ取締役)
    北海道大学在学中に水産学科で地球科学・海洋額を学ぶ。好きな魚は、さんま。
    現在は中京テレビ専務取締役。

    米国サンディエゴにあるスクリップス海洋研究所のチャールズ・デイビッド・キーリング博士(2005年没)は1958年からハワイ島マウナロア山や南極大陸で、大気中CO2濃度の高精度な連続観測を始めました。地道な観測結果からその濃度は観測開始時の313ppmvから毎年2ppmvのペースで増加していることが明らかになり、濃度増加を示すグラフは“キーリング曲線”と呼ばれ、大気中のCO2に関して世界の注目を集める先駆けとなりました。
    化石燃料の消費や森林伐採など人間活動で増加させてしまったCO2、何とか減らそうという動きが世界中で広まっていることはご存じのとおりです。CO2削減に関して私たちは“ブルーカーボン”に着目しました。日本の沿岸にアマモなどの海藻を増やして、CO2を減らせないでしょうか。
    日本全国にはすでにアマモ場の整備など地道な活動を行っている方々が大勢います。こうした活動を紹介したり、実際に藻場や海岸を整備したり、放送局としてブルーカーボンを通じてCO2削減と海洋環境の保全に貢献できないかと考えています。
    キーリング博士が地道な観測でCO2増加を明らかにしたように、我々も地道な活動を継続して地球環境の改善に取り組みます。ご協力をお願いします。

  • 理事木村 尚

    海洋環境専門家。NPO法人海辺つくり研究会事務局長。東京湾の再生活動と、日本全国の海と海辺の再生に尽力。主な著書に「都会の里海・東京湾」などがある。

    気候変動、海洋プラスチックゴミ問題など、様々な地球環境問題は、研究者レベルでは、人類の存続にかかわる問題として高い危機感がもたれている課題です。インフラとしての地球環境を正常に保てなければ、経済活動もままならない状況になることも認識されるようになってきました。
    重々しい課題ではあるのですが、テレビの力で、楽しく前向きに、様々な人が関われるようになっていくことこそが、解決への糸口になるのではないかと期待しています。
    ブルーカーボンも最近でこそ、CO₂の吸収固定の効果の高さから、少しずつ知られるようになってきましたが、それでもまだまだ認知度は一部の人たちに限られているようです。ブルーカーボンは、CO₂の吸収固定だけでなく、生物多様性も保全にも寄与していくものです。
    これに楽しく取りくみながら、多くの人に伝え、多くの人が参画できるようにしていくことに、全国の志を同じくする行政、市民、漁業者、研究者、企業、大人も子どもたちなどのたくさんの仲間たちと、協力しながら、私も率先して頑張っていきたいと考えています。
    ぜひ、一緒にこの課題に取り組んでいただけることを期待しています。