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第90期 中間報告書

自:2022年4月1日/至:2022年9月30日

株主の皆様へ

株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

日本テレビは2023年に開局から70年となる節目の年を迎えます。社内に70年プロジェクトを立ち上げ、未来に向けて持続可能な企業としてさらなる発展を目指すとともに、社会に貢献するため、サステナビリティに関わる課題にも取り組んでいきます。事業活動においても、持続的な収益の拡大に努め、環境の変化への対応や収益基盤の強化、健康経営を通じて、多様な人材を活かせる職場環境の整備、成長領域への投資を行っています。2022年5月に発表した中期経営計画は「感動×信頼のNo.1企業へ」を経営方針とし、「テレビを超えろ、ボーダーを超えろ。」をスローガンに「コンテンツの価値最大化」「新規ビジネス創出の加速」「ウェルネス経済圏の構築」の3つの重点目標を推し進めています。

当社グループの基幹会社である日本テレビ放送網は、上半期となる4月から9月の個人視聴率において、全日帯・ゴールデン帯・プライム帯の各時間帯でトップとなる三冠王獲得を継続し、特に13歳から49歳までのコア視聴率において他社を圧倒しています。しかしながら、今期の広告収入は、新型コロナ、ウクライナ情勢、原料費やエネルギー費の高騰、円安などがスポンサーの広告活動に影響を及ぼして、減収となりました。一方、映画、配信、イベント、アニメ等の放送外収入や、ティップネス、ACM、ムラヤマ等のグループ会社の事業収入の拡大により、連結売上では日本テレビ放送網の広告収入減を補う形になりました。

中でも映画事業は『キングダム2遥かなる大地へ』が51億円を超える大ヒットとなり、動画配信サービスHuluは、ドラマ・映画・アニメといったカテゴリー以外に、爆発的人気となったNiziU、BE:FIRST等のオーディション・コンテンツが注目されました。コンサートやスポーツのライブ配信も人気を博しています。この他、新規事業・M&Aでは、絵本ナビ、人材育成のアチーブメント、スポーツメディア事業を手掛けるアールビーズ等への出資、資本業務提携を行いました。当社グループは今後もあらゆる分野で「総合コンテンツ企業」として邁進していきます。

配当につきましては、当社は継続的で安定的な株主還元を行うことを基本方針としております。広告市況が厳しい経営環境ではありますが、これまでの方針を踏まえ、当期の中間配当につきましては、前年同様1株10円と致します。株主の皆様には、当社の経営方針にご理解を頂き、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

2022年11月

TOPICS

番 組 上半期11年連続個人視聴率三冠王達成

日テレ 2022年度上半期視聴率
(ビデオリサーチ調べ・関東地区個人視聴率)

国内では新型コロナウイルス感染者数が高止まりとなり、海外ではロシアによるウクライナ侵攻が長期化の様相を呈した2022年度上半期、日本テレビは個人視聴率、全日帯・ゴールデン帯・プライム帯でトップを守り、11年連続で上半期視聴率三冠王を獲得しました。

信頼と感動を念頭に制作、放送した様々なコンテンツが、生活者の皆様にご支持いただけますよう、引き続き努めてまいります。

10月期の番組改編では、「視聴エンゲージの強化」をテーマに、コンテンツ視聴のコミュニケーション強化を図り、生活者の皆様に積極的に愛していただける番組・タイムテーブルを目指します。多種多様なプラットフォームで数多く流通するコンテンツの中から、選択され、支持を得て、デジタル領域を介して新たなファンが拡大していく好循環を構築します。

2022年度10月期新番組

カズレーザーと学ぶ。

カズレーザーと学ぶ。

毎週火曜 22:00~23:00放送

超解説芸人!カズレーザーと一緒に、話題のニュースをきっかけに「今絶対に知っておきたい人生が変わる新知識」を学ぶ。“人間の心理”“物事の本質”をひもとく知的カタルシス満載の“新感覚ハードコア教養バラエティー”です‼

「カズレーザーと学ぶ。」公式サイトはこちら

アナザースカイ

アナザースカイ

毎週金曜 23:00~23:30放送

“忘れられない空がある。忘れたくない空がある。”豪華ゲストが世界のゆかりの地を訪れて、人生観や仕事観などを語り尽くす。綺麗な映像と素敵な音楽で紡ぐ、至高のヒューマンドキュメンタリー。1年ぶりにレギュラー番組として完全復活!!

「アナザースカイ」公式サイトはこちら

日本テレビホールディングスのサステナビリティ

「Good For the Planet」の実施

日本テレビネットワーク局の番組が「地球のため、未来のため、より良い暮らしのために今できること」を考えるキャンペーンを放送しました(5月29日~6月5日)。今年は、自然環境、気候変動、健康と福祉、ジェンダー平等など多岐にわたるテーマに加え、SDGsの目標のひとつである「つくる責任つかう責任」に焦点を当てた「グップラ長持ち相棒自慢」企画を実施。番組出演者や各局アナウンサーが長年の愛用品のエピソードを伝えたほか、SNS上では視聴者も参加できる企画として、モノを大事に長く使うことの大切さを発信しました。

「Good For the Planet グップラ」公式サイトはこちら

所さんの目がテン!かがくの里

「所さんの目がテン!かがくの里」自然共生サイト実証事業に参加

環境省が推進する「生物多様性のための30by30アライアンス」。生物多様性の損失を食い止め回復させるというゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする取り組みで、これに日本テレビが参画しました。環境省は「自然共生サイト(仮称)」認定を行うための検証を実施していて、「所さんの目がテン!かがくの里」が協力しています。番組では、茨城県内での里山再生を目指し、科学者と地域住民の方々に協力をいただきながら、環境負荷の少ない菜園作りや森林の間伐整備などに取り組んでいます。人が自然に積極的に関わることで生物多様性が増す様子を発信し続けていきます。

「所さんの目がテン!」公式サイトはこちら

Hulu 話題のオリジナルを続々配信、TVODコンテンツも充実

話題のオーディション番組「&AUDITION - The Howling -」が会員獲得に大きく貢献しました。地上波連動大型ドラマ「パンドラの果実シーズン2」、「金田一少年の事件簿」過去全41作を独占配信したほか、「MLB中継」配信スタートは大きな話題を呼びました。上期は都度課金(TVOD)事業を強化。舞台「千と千尋の神隠し」が記録的な券売数となった他、「歌舞伎・風の谷のナウシカ」「Mr.Children」「BUMP OF CHICKEN」「Official髭男dism」「すとぷり」「乃木坂46」等、話題の舞台・音楽・イベント配信を実現しました。さらに「Huluポイント」を新たにリリースし、TVOD作品がスマホアプリで購入可能となりました。今後もTVODの利便性を高めて一層の事業拡充を目指します。

  • &AUDITION - The Howling -
  • パンドラの果実シーズン2

映 画 『キングダム2 遥かなる大地へ』興行収入51億円を超える大ヒットを記録!!

『かがみの孤城』2022年12月23日公開 ©2022「かがみの孤城」製作委員会
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』2023年3月31日公開 ©2023映画「ネメシス」製作委員会

2019年の邦画実写作品でNo.1を獲得し、数々の映画賞にも選出された『キングダム』。待望の続編となる『キングダム2遥かなる大地へ』は興行収入51億円を超える大ヒットとなりました。

2022年12月23日には、歴代最高得点で「本屋大賞」を受賞した辻村深月原作のアニメ映画『かがみの孤城』、2023年3月31日には大人気ドラマの映画化、『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開されます。『キングダム2遥かなる大地へ』に続く大ヒットを狙います。

「かがみの孤城」公式サイトはこちら

「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」公式サイトはこちら

イベント リアルイベントの勢いが復活

2年連続で中止に追い込まれたミュージカル『アニー』が2022年4月末に東京で開幕。8月の地方公演まで全45公演を走り切り、4万人のお客様に楽しんでいただきました。『鈴木敏夫とジブリ展』は早々にチケットが完売する大ヒットで19万人が来場。また、映画『となりのトトロ』が舞台化されロンドンで上演中です。この舞台は、日本テレビと英国の名門劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーがタッグを組み、久石譲さんがエグゼクティブプロデューサーを務めており、ロンドンでも好評を博しています。

人気女性ボーカルグループBiSHについては、来年の解散まで彼女たちを追跡しライブと展覧会でファンを魅了しています。富士急の野外ライブは2万人が熱狂し、展覧会では1万人のファンがお宝グッズに酔いしれました。レディー・ガガ、ブルーノ・マーズら海外アーティストが来日し、東京ドームが満席となりました。

2023年2月には横浜流星主演の舞台『巌流島』、3月からは『ルーヴル美術館展~愛を描く』を開催予定。これからも上質なイベントを続々と提供していきます。

報 道 前代未聞の元首相銃撃事件を緊急特報

参議院選挙の投開票日を2日後に控えた7月8日正午前、安倍元首相が銃撃されたとの衝撃的な情報が報道局に入りました。速報後ただちに特番態勢に入り、前代未聞の犯行に及んだ容疑者の素性や動機、安倍元首相の容体などを総力取材。日本テレビが入手した独自の情報も交えて、深夜まで12時間以上にわたり、このニュースを伝え続けました。

緊急会見した岸田首相

岸田政権は2日後の参院選で勝利を収めたものの、犯行の動機をきっかけにして旧統一教会と安倍元首相、さらに多くの政治家との不透明な関係が次々と浮上しました。報道局は視聴者が疑念を抱く旧統一教会をめぐる問題を多角的に取材し、お伝えしています。一方、安倍元首相の葬儀を「国葬儀」にすると岸田首相が決めたことに対しては、日を追うごとに反対論が強まり文字通り国論を二分しました。

国葬会場となった日本武道館

賛否両論の国葬を多角的に報道

戦後の首相経験者では吉田茂以来半世紀ぶり2人目、国民の賛否が分かれる中で12億円超の国費を投じて行われた安倍元首相の国葬。その模様を9月27日13時45分から「news every.特別版」を編成し放送しました。会場となった日本武道館のほか、安倍元首相の車列、反対デモの様子など生中継を7か所、ENGカメラも15台以上展開するなど報道局を挙げて取材しました。特番では8年間続いた安倍政治の功罪を検証するとともに、国の威信をかけた警備や銃撃事件で明るみに出た政治と旧統一教会の関係などを考察し、今回の国葬の意味を問いました。またYouTubeのライブ配信や、歴史的な一日の動きを実況タイムラインでお伝えするなどデジタルコンテンツでも積極的に展開しました。今後も視聴者が知りたいニュース、知るべき情報を正確、迅速にお伝えしていきます。

スポーツ

新しい視聴体験を実現
野球中継トータルリーチ5億人突破

新規ファンの獲得に向け、野球中継は新たな技術や演出を毎年導入しています。2022年シーズンは「全塁審カメラ」「自由視点映像」「ターゲットマイク」「投球&打球データ即時表示」「AI勝利確率」など新たな視聴体験を実現しました。日本テレビが独自に開発したAIを組み込んだデータ即時表示や勝利確率予測は、野球の面白さを幅広い層に改めてお伝えしました。 巨人戦では、地上波/衛星波/配信に加え、日本テレビ×巨人軍×読売新聞社の三社共同事業による「GIANTS TV」が新たに発足。今シーズン巨人戦を視聴された方は5億人を突破しました。野球中継は来シーズンもさらに進化していきます。

スポーツ局初のM&A「イージープロダクション」が日テレグループに

スマホの普及によりスポーツのライブ価値が急速に高まる中、スポーツ中継システムで圧倒的実績を誇るイージープロダクション社の株式を取得、同社との資本業務提携を開始しました。同社は安価な中継システムを駆使し、プロ野球2軍戦、Bリーグ、Vリーグ、高校野球、高校サッカー、高校バスケ、アーバンスポーツやゴルフ中継等、プロからアマチュアまで実に年間3千試合を受注し、業務の拡大を続けています。当社の強みである大型スポーツ中継と組み合わせることで、他社の追随を許さないデジタル時代のスポーツコンテンツ拡大を目指します。

同社のシステムにより中継現場を確保することで、若手の経験が積まれ、シニアの活用機会が増えました。また、日本テレビネットワーク局でのスポーツ映像ビジネスが実現しています。当社スポーツ局のデジタル戦略にご注目ください。

アニメ バラエティーに富んだ作品が続々集結中!

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
2022年11月25日公開 ©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

異世界ファンタジーの代名詞とも言える『転生したらスライムだった件』が、日本テレビのアニメに仲間入りしました。小説のシリーズ累計発行部数は3千万部を突破し、全世界に熱狂的なファンを抱えるコンテンツです。2022年4月期からの放送では、常にトップの視聴率をマーク、11月には劇場版が公開されました。

2022年4月期『トモダチゲーム』は、Huluやdアニメストアでデイリー1位を獲得。主人公は海外でも「日本アニメキャラ人気投票サイト」で1位となり大人気です。2022年7月期『シャインポスト』は、小説/コミック/ライブに加え、ゲーム化が確定している大型メディアミックスプロジェクト。期待の持てる作品が続々と集結しています。今後の日本テレビのアニメビジネスにご注目ください。

「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」公式サイトはこちら

アールビーズ 生活・健康関連事業の拡大

日本テレビホールディングスはティップネスをはじめとする「ウェルネス経済圏」の構築を中期経営計画に掲げ、拡大策の第一弾として2022年9月に「株式会社アールビーズ」の株式を、株式会社アシックスとともに取得しました。アールビーズ社は「スポーツの実践を通じて、健康で心豊かな人生を送る人々を応援する」を企業理念に掲げ、ランニングを中心にスポーツのすばらしさを世の中に広め社会に貢献することを目指しています。アールビーズが運営する「RUNNET」は、日本最大級のランナーのためのポータルサイト。国内ランニング大会で圧倒的地位を誇り(国内大会エントリーシェア65%、1万人以上参加大会シェア95%、参加者ベースシェア80%)、登録者は350万人を超えています。

日本テレビとは、箱根駅伝での計測やカラダWEEKでの協業など様々な取り組みが行われてきました。今後はこのつながりをさらに強固なものとするとともに、ティップネスを始めとしたグループ各社とデータ連携を推進して、多面的な収益展開を図っていきます。

CONSOLIDATED FINANCIAL STATEMENTS

財務ハイライト

単位:億円

90期の期末は予想値

売上高

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属する当期純利益

  • 中間
  • 期末

詳しくはこちらへ

COMPANY INFO

会社情報

会社の現況(2022年9月30日現在)

商号 日本テレビホールディングス株式会社
(2012年10月1日付 商号変更)
所在地 東京都港区東新橋一丁目6番1号
設立 1952年10月28日
主な事業内容 株式等の所有を通じて企業グループの統括・運営等を行う認定放送持株会社
資本金 186億円
発行可能株式総数 1,000,000,000株
発行済株式総数 263,822,080株

取締役・監査役(2022年9月30日現在)

代表取締役
取締役会議長
山口 寿一
代表取締役
会長執行役員
杉山 美邦
代表取締役
社長執行役員
石澤 顕
取締役 渡辺 恒雄
取締役 今井 敬
取締役 佐藤 謙
取締役 垣添 忠生
取締役 真砂 靖
取締役 勝 栄二郎
常勤監査役 草間 嘉幸
監査役 北村 滋
監査役 村岡 彰敏
監査役 大橋 善光

株主メモ

事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会 毎年6月
基準日 定時株主総会・期末配当:毎年3月31日
中間配当:毎年9月30日
株主名簿
管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
郵便物送付先
(電話照会先)
〒168‐0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-782-031(フリーダイヤル)
単元株式数 100株
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