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2022年09月20日
番組関連
所さんの目がテン!「かがくの里」が、環境省の自然環境エリア保全活動(OECM実証事業)に参加します

「所さんの目がテン!「かがくの里」が、環境省が推進する、生物多様性のための「30by30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス」の取り組みの一環である、OECM実証事業の試行認定に協力することになりました。
OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)とは<保護地域以外の生物多様性保全に貢献している場所>のことで、企業有林や里地里山などが想定されています。
2023年度から、企業などが管理する土地を環境省がOECMとして認定する仕組みが始まり、2022年度は認定に向けた仕組みなどを検証する実証事業が行われます。
「所さんの目がテン!」内で、長年にわたり生態系の保全に取り組んでいる「かがくの里」は、茨城県内の土地で里山再生を目指し、2014年の秋以来、科学者と地域住民の方々に協力していただきながら、環境負荷の少ない菜園作りや森林の間伐整備などに取り組んでいます。
8年にわたる営みの結果、ため池にはタガメやゲンゴロウ、ミズスマシなどの希少な水生昆虫が現れ、森ではフクロウやムササビが子育てをするようになりました。
人が自然に積極的に関わることで、より生物多様性が増す様子を、番組を通して発信し続けています。
今回の実証事業への協力を経て、「かがくの里」は2023年度のOECM正式認定を目指す予定です。
『30by30アライアンス』 https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/
2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する目標に向けて活動する取り組みで
2022年9月時点で260以上の民間企業・団体等が参画しています。