コンテンツContents

日テレアックスオン 弱視の学生たちと作る「音声ガイドのワークショップ」

日本テレビグループでは、目の不自由な方々がテレビをより楽しめるように、人物の表情や動きなどを副音声のナレーションで補足する「解説放送」に取り組んでいます。
2023年10月、弱視の学生たちが作る「音声ガイド」のワークショップに、株式会社日テレアックスオンの解説放送担当者が講師として参加しました。

ワークショップが行われた筑波技術大学は、視覚障がい者や聴覚障がい者のための国立大学です。視野狭窄の世界を当事者目線で伝えるために、頭の中のイメージと日常を描いた15分のショートフィルム『Eyeself~ワタシノセカイ~』を題材とし、90分の授業を14回かけて学生たちが取り組むことになりました。

【初回のガイダンス】
過去に放送された様々な番組映像を使いながら解説放送の説明を行うと「音声ガイドは淡々と説明する印象だったけれど、番組に合わせて色々なテイストのガイドがあるのを初めて知った」など学生からは新鮮な驚きの反応が。

【原稿作成】
ひとシーン書き終わるごとにアックスオン担当者と学生が全員で意見交換をし、共有しながら進行しました。筑波技術大学の全盲の学生にも意見をもらいながら、大学の教室と汐留にいる解説放送チームをリモートで繋いでナレーションのデモ収録も実施。作成した原稿を、実際に音声で聞いてみることで、改善点がより見えてくるという学びにつなげました。

【ナレーション収録】
原稿作成を担当したシーンは、学生自身でナレーション収録のディレクションをしてもらうことに。プロのナレーターにご協力頂き、慣れないながらも工夫をこらして取り組む学生たちが印象的でした。

【完成】
完成した音声ガイド付きフィルムは、視覚障害者向けの総合イベント「サイトワールド2023」で上映を実施し、今回の授業の集大成となりました。

この取り組みの詳細は株式会社日テレアックスオンのサイトでもご覧頂けます
https://www.ax-on.co.jp/news/xpeqeln2l2jqy3ab/
日本テレビグループでは、引き続き様々な多様性を尊重した情報発信を続けてまいります。