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第91期 中間報告書

自:2023年4月1日/至:2023年9月30日

株主の皆様へ

株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社グループの中核をなす日本テレビ放送網は、2023年8月28日に開局70年を迎えました。「超える。超え続ける。」をキャッチフレーズに、これまでの枠を打ち破り、2020年代にグループを飛躍的に発展させる為の挑戦を続けています。「感動×信頼のNo.1企業へ」を経営方針に掲げ、戦略的な投資やM&Aによる企業価値向上にも努めています。

この記念すべき年に、世界に誇るアニメコンテンツを数多く生み出してきたスタジオジブリがグループに加わったことは、大きな追い風です。アニメ戦略や海外戦略を加速する重要な要素になると期待しています。

主力の地上波放送では、2023年度上半期の個人・コア視聴率において、全日帯・ゴールデン帯・プライム帯の各時間帯でトップとなる三冠王を12年連続で獲得しました。2023年度は、バスケットボールやラグビーのワールドカップを中継し、新春には、第100回の記念大会となる「箱根駅伝」を放送します。

上半期は、世界経済が不透明な状況の中、広告収入が落ち込みましたが、『ルーヴル美術館展』の成功等によりイベントの収益は大幅に改善しました。また、映画『キングダム』3作目は、55億円を超える大ヒットとなりました。ドラマ「ブラッシュアップライフ」が海外でも数々の賞を受賞し、オーディションから発するIPビジネスや海外への番組販売も好調でした。グループ企業においては、ムラヤマが増収、アンマンパンこどもミュージアムのACMや日本テレビ音楽が大幅増益、スポーツジムを運営するティップネスは黒字化しました。Huluを展開するHJホールディングスは、Disney+とのセットプランを開始するなど攻めの取り組みを進めています。

サステナビリティへの対応では、司令塔となる「サステナビリティ推進委員会」が始動しました。11月には「人権方針」を策定したほか、従業員の身体を考えた食材を提供する「健康食堂」等を通して健康経営の推進にも取り組んでいます。

上半期は減益となりましたが、配当につきましては、継続的で安定的な配当方針を踏まえ、当期の中間配当は、前年同様1株10円と致します。また、日本テレビ開局70年の記念配当3円を期末の配当に加え、年間の配当予想を40円と致しました。

株主の皆様には、今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2023年11月

TOPICS

ジブリ子会社化 日本テレビが経営面をサポートへ

スタジオジブリの株式取得 筆頭株主に

スタジオジブリ 鈴木敏夫 代表取締役議長(左)

当社の連結子会社である日本テレビ放送網は、スタジオジブリの株式を取得し、議決権所有割合 42.3%の筆頭株主となりました。また、スタジオジブリの経営面をサポートする契約を締結することにより、同社を子会社化しました。

スタジオジブリは、国内はもとより、海外でも多くの人に愛される作品を生み出してきました。日本テレビは世界に誇るアニメーション・スタジオをこれまで以上に支援していくことが、グループ全体の企業価値の向上に資すると考え、同社の株式を取得するに至りました。

『風の谷のナウシカ』
© 1984 Studio Ghibli・H
『もののけ姫』
© 1997 Studio Ghibli・ND
『君たちはどう生きるか』
© 2023 Studio Ghibli

スタジオジブリと日本テレビ

『風の谷のナウシカ』
© 1984 Studio Ghibli・H
『魔女の宅急便』
© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

スタジオジブリは、『風の谷のナウシカ』(1984年 宮﨑駿監督)を製作した徳間書店が中心となり、1985年に設立されたアニメーション・スタジオです。高畑勲・宮﨑駿両監督の劇場用アニメーション映画を中心に制作し、『天空の城ラピュタ』(1986年)、『となりのトトロ』(1988年)、『魔女の宅急便』(1989年)、『もののけ姫』(1997年)など数多くのヒット作を生み出してきました。さらに、2001年公開の『千と千尋の神隠し』がアカデミー賞で長編アニメーション映画部門賞を受賞するなど、国際的にも高く評価されてきました。

日本テレビは 1985年に『風の谷のナウシカ』をテレビで初めて放送して以来、「金曜ロードショー」を通じてスタジオジブリの作品を放送し続けてきました。

また、『魔女の宅急便』からはジブリの映画製作に出資。2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」(東京都三鷹市)の設⽴についても⽀援するなど、⻑年にわたって歩みを共にしてきました。

このたび、ジブリ側から「これからも映画づくりに集中するために、経営を手伝ってもらえないか」と申し入れがあり、日本テレビとしても「今後もジブリ作品を応援したい」という思いから協議を重ね、今回の決定となりました。

『もののけ姫』
© 1997 Studio Ghibli・ND
『千と千尋の神隠し』
© 2001 Studio Ghibli・NDDTM

子会社化がもたらす効果

スタジオジブリの子会社化によって、次のようなシナジーを想定しています。

①日本テレビが経営面をサポートすることで、スタジオジブリはこれまで以上に「もの作り」に専念することが可能となり、新たな作品を生み出す土壌ができます。

②「作品を大事にする」というジブリの価値観を尊重し続けてきた日本テレビだからこそ、今後もブランドの価値を永続的に守り続けていくことができます。

日本テレビは役員を派遣しますが、⼀方でスタジオジブリの自主性は尊重します。スタジオジブリは今後アニメーション映画の制作、ならびにジブリ美術館、ジブリパークの運営に専念していきます。

日本テレビとスタジオジブリが力を合わせ、今後も多くの人に愛される作品を生み出し続けます。ご期待ください。

『君たちはどう生きるか』
© 2023 Studio Ghibli
『魔女の宅急便』
© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N
『千と千尋の神隠し』
© 2001 Studio Ghibli・NDDTM

サステナビリティ

お天気キャラクター「そらジロー」のお友達
「うみスケ」は海が大好きな男の子
日本テレビグループの社員・家族が参加するアマモ場再生活動

「ブルーカーボンプロジェクト」進行中!

日本テレビ開局70年を機にスタートした「海の森を守ろう!日本列島ブルーカーボンプロジェクト」。気候変動の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすため、生長するときにCO2を吸収するアマモや海藻を育てる活動に取り組んでいます。プロジェクトでは、5月にアマモの花枝を採取し、7月には種子を選別するなど、定期的にアマモ場の再生活動を実施し、日本テレビグループの社員やその家族が多数参加しました。

番組においても、「news every.」「世界一受けたい授業」「真相報道バンキシャ!」などでブルーカーボンの特集を放送したほか、10月からは “海の守り方”を学ぶ旅番組「ウミコイ-今 海に出来ること-」がスタートしました。プロジェクトのPRキャラクター「うみスケ」が全国の海を訪れ、環境保全の大切さやブルーカーボンの重要性について楽しく伝えていきます。

さらに、東京湾にアマモ場を造るため、プロジェクトの趣旨に賛同する三浦半島の5市町(横須賀市/三浦市/鎌倉市/逗子市/葉山町)との連携も行っています。

環境省が「かがくの里」を自然共生サイトに正式認定

「所さんの目がテン!」で里山再生に取り組んでいる「かがくの里」について、環境省が10月、 “生物多様性の保全が図られている”として、「自然共生サイト」に正式に認定しました。

「かがくの里」では、科学者と地域住民の方々にご協力いただきながら、環境負荷の少ない菜園作りや森林の間伐などに取り組んでいます。9年にわたる努力の結果、様々な昆虫や動物が生息し、森ではフクロウやムササビが子育てをするまでになりました。

人が自然と積極的に関わることで生物多様性が高まることを、今後も番組を通して発信し続けていきます。

  • 「かがくの里」の仲間での集合写真
  • 茨城県で里山再生を目指す「かがくの里」
  • 日本テレビは、環境省が推進する生物多様性保全活動「30by30」に賛同しています

「社内留学」を新設 「朝活ヨガ」「健康食堂」で健康意識を向上

日本テレビは「人的資本」を重要な価値創造の源泉と考え、社員のスキル向上に向けた環境整備を続けています。2023年度は若手社員が短期間、他部署で働くことができる「社内留学」制度を新設しました。留学先での実務を通じて新たな知識やスキルを習得し、その後の業務やキャリアアップにつなげることを目的としています。

健康経営では23年のテーマを「生活リズムを整えよう」と定め、規則正しい生活習慣のきっかけ作りとして、ティップネスのインストラクターを招いて「朝活ヨガ」を行いました。また、社員・スタッフが日々利用する社内の食堂を「健康食堂70」と名付け、「食の情報発信拠点」として、健康意識の向上に努めています。メニューも、健康に配慮した「パワーサラダ」などの“Wellbeing(ウェルビーイング)メニュー”を中心に充実させました。さらに、毎月1回「健康食事週間」を設けて、月毎のテーマに応じたスペシャルメニューも提供しています。

  • 朝活ヨガ
  • 健康食堂70

Wellbeingメニュー

「人権方針」を策定 人権課題への取り組みを強化へ

LGBTQの象徴・6色レインボーの「にじモ」、アイヌ文様の「ゆきポ」がお天気キャラクターとして活躍中。「色々な個性や様々なルーツを持った人たちが仲良くできるように」との願いが込められています。

日本テレビホールディングスは11月、「人権方針」を策定し、発表しました。

国内外で企業活動における人権尊重の重要性が指摘される中、人権課題への取り組み姿勢を示す重要な指針となります。「人権方針」では、重点課題として「差別・ハラスメントの禁止」「労働者の権利尊重」を挙げ、特に「コンテンツ制作者としての姿勢」として、発信・提供するすべてのコンテンツサービスを通じて人権を傷つけないこと、人権が尊重される社会の実現に貢献することを約束しています。

当社はこれまでも様々な人権課題に向き合ってきましたが、今回の発表を新たなスタートと位置づけています。グループとして、人権侵害リスクの確認、評価、防止等を行う“人権デュー・デリジェンス”の仕組みを整備するなど、より一層取り組みを強化し、社会的責務を果たしてまいります。

「人権方針」はこちら

サステナビリティ対応の“司令塔”を設置

日本テレビホールディングスは、サステナビリティへの対応を加速させるため、“司令塔”となる「サステナビリティ推進委員会」を設置しました。推進委員会のもと、グループ各社の事業部門の責任者らが「気候変動対策」「人権」「人的資本」などの課題に取り組みます。推進委員会はグループ全体の目標や計画を立てて実行に移し、その成果は有価証券報告書などで開示します。

番 組 上半期個人視聴率 12年連続三冠達成

日テレ2023年度上半期視聴率
(ビデオリサーチ調べ・関東地区視聴率)

コロナ禍を脱し4年ぶりに「普通の生活」を取り戻した2023年度上期(4~9月)も日本テレビは生活者の皆様から幅広い支持をいただき、個人視聴率・コア視聴率ともに三冠を獲得することができました。

23年度10月期の番組改編では、多様化する視聴環境に対応し、今まで以上に盤石なタイムテーブルを作るため、土曜日の昼間に家族で楽しめる新番組を編成。また、金曜日の夜11時には、新しい視聴者層をテレビに呼び込むことを狙って、話題作が次々登場する全国放送のアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」を新設しました。

2023年度10月期改編番組

ニッポン人の頭の中

ニッポン人の頭の中

毎週土曜 あさ10:30~11:25

ニッポン人の頭の中って本当は何を考えているの? 我々の生活は今、仕事、お金、恋愛、結婚、老後・・・と、何から何までSNS頼みになっていると言っても過言ではありません。日常にあふれかえる多種多様なデータをもとに、ニッポン人の本当の頭の中を可視化するビッグデータバラエティーです。

「ニッポン人の頭の中」公式サイトはこちら

メシドラ

メシドラ

毎週土曜 ひる11:55~13:30

この番組はいたってシンプル! EXIT兼近と満島真之介とゲストが、仲良く楽しくおいしいものを食べる、ただそれだけ! 風の吹くまま気の向くまま車に乗って、グルメドライブ! 決まっているのは旅をする場所だけ。完全にノー台本、ノー仕込みのゴハン旅。土曜の昼に家族で楽しめる番組です。

「メシドラ」公式サイトはこちら

アニメ 超人気作をアニメ化 注目の作品が続々登場

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    『葬送のフリーレン』
    ©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
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    『薬屋のひとりごと』
    ©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

2023年は注目の作品が続々登場しています。4月期には「週刊少年マガジン」に連載中で、海外、特にヨーロッパでの評価も高い『EDENS ZERO』の続編や、豪華声優陣が集結したオリジナルアニメ『THE MARGINAL SERVICE』を放送。7月から放送中の『Helck』は10月から第2クールに突入し、さらに盛り上がりを見せています。

そしてこの秋、累計発行部数1,100万部を突破し、「マンガ大賞」も受賞した超人気作『葬送のフリーレン』が放送開始。初回は「金曜ロードショー」で2時間スペシャル、以降は毎週金曜夜11時に新たに誕生したアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で放送しています。さらに、長らくアニメ化が切望されてきた、シリーズ累計2,400万部の『薬屋のひとりごと』も10月からスタート。今後も日テレアニメに、ご期待ください。

『葬送のフリーレン』公式サイトはこちら

『薬屋のひとりごと』公式サイトはこちら

映 画 『キングダム』3作連続で興行収入50億円超え

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    『屋根裏のラジャー』
    © 2023 Ponoc
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    『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』
    ©2024「劇場版 君と世界が終わる日に」製作委員会

2023年夏に公開された超大作映画『キングダム 運命の炎』は興行収入55.5億円を超える大ヒットを記録し、シリーズ3作品連続で興行収入50億円超えを達成しました。また、10月には大人気ドラマを映画化した『ゆとりですがなにか インターナショナル』が封切りとなり、絶賛公開中です。

さらに、冬にはスタジオポノックの超大作アニメーション映画『屋根裏のラジャー』(12/15公開)が登場します。他にも、地上波・Huluで展開した人気シリーズの『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』(1/26公開)など、多くの実写・アニメ作品をラインアップいたします。

『屋根裏のラジャー』公式サイトはこちら

『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』公式サイトはこちら

■新たな才能の発掘も!「スタジオセンター」新設

シナリオライターコンテスト

「コンテンツ中心主義」「コンテンツの価値最大化」をさらに実践していくため、6月に「スタジオセンター」を新設しました。「映画事業部門」や「アニメ事業部門」を組織に組み込み、ストーリーコンテンツの企画開発の幅を広げて、地上波だけでなく、グローバルに展開できるコンテンツを作り続けることを目指します。スタジオセンターが主導して、新たな才能を発掘するために、日本テレビでは18年ぶりとなる「シナリオライターコンテスト2023」も開催しました。今後も世界中の人々の心を動かす「ストーリー」を生み出していきます。

ラグビーW杯 日本代表の挑戦を全国ネットで生中継

写真:ロイター/アフロ

9月9日に開幕した「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」。2019日本大会を超える、初のベスト4進出を目指した日本代表の試合を中心に、「準々決勝」「準決勝」そして10月29日の「決勝戦」まで19試合を生中継し、全国ネット編成で熱狂を伝えました。

日本テレビは「イングランド×日本」「日本×サモア」「日本×アルゼンチン」の日本代表の3試合を生中継。特に決勝トーナメント進出がかかったアルゼンチン戦は、家族そろって見やすい日本時間夜8時キックオフで、個人視聴率14.1%(占拠率36.8%)を記録しました。

日本代表は惜しくも予選敗退となりましたが、予選プール3位となり、次回2027オーストラリア大会の出場権を獲得。史上初のベスト4への挑戦は4年後に持ち越されました。

地上波・日本テレビ

バスケW杯 日本代表48年ぶり自力で五輪出場へ W杯特番も緊急編成

写真:YUTAKA/アフロスポーツ

8月25日に開幕した「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。日本中の大声援に背中を押された日本代表は世界大会で初めてヨーロッパ勢相手に勝利。一大会3勝を挙げたのも世界大会では初めてで、1976年のモントリオール五輪以来48年ぶりに自力で五輪出場権を獲得しました。日本代表の活躍を受けて、各局の報道・情報番組もW杯を大きく取り上げ、日本のバスケの歴史が変わった大会となりました。

日本テレビが中継したベネズエラとの順位決定戦は、日本代表が最大15点差をつけられながらも徐々に追い上げ、試合終了まで残り2分で逆転する劇的な展開となり、個人視聴率9.5%(占拠率29.0%)、コア視聴率8.8%(占拠率46.0%)を獲得しました。さらに、決勝の2日前にはW杯生放送特番を緊急編成。個人視聴率4.6%(占拠率14.3%)、コア視聴率3.8%(占拠率22.1%)と、コア層に強いコンテンツであることを改めて証明しました。

地上波・日本テレビ

BS日テレ

イベント リアルイベント盛況 下期も充実のラインアップ

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    『西遊記』
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    『となりのトトロ』

2023年度の上期は『ルーヴル美術館展』に45万人、『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』に34万人、『金曜ロードショーとジブリ展』に24万人が来場。コロナ禍での制限が解除される中、たくさんの方々に良質なエンターテインメントをお届けすることができました。

この後も、舞台を中心に注目のイベントが目白押しです。
まずは、日本テレビ開局70年記念の『西遊記』。片岡愛之助さんが孫悟空、松平健さん、中山美穂さんらが妖怪役を演じ、最先端の技術でアクションスペクタクルを届けます。(11月から開催中。12月に名古屋、来年1月に東京公演)さらに、明石家さんまさん主演の舞台『斑鳩の王子-戯史 聖徳太子伝-』が来年1月に予定されています。

イギリスで名誉あるオリビエ賞6冠を獲得した舞台『となりのトトロ』は今年も11月からロンドンで公演中。海外のジブリファンを熱くさせています。

美術展では、モネ、さらにアメリカから傑作の数々が初来日する『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』を来年1月、上野で開催します。

『日本テレビ開局70年記念舞台 西遊記』公式サイトはこちら

『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』公式サイトはこちら

IPビジネス ダンス&ボーカルの大型フェスも コンテンツ続々誕生

日本テレビからは2023年度も多くのIP(知的財産)コンテンツが生まれています。

「BiSH THE NEXT」から、人気絶頂の中で解散したBiSHの魂を継ぐ男女混合グループ「BiTE A SHOCK」が誕生。全国の視聴者投票で選ばれた6名が投票直後、「THE MUSIC DAY」に出演し、華々しいデビューを飾りました。

東方神起、BoAなどが所属する韓国の大手事務所SM entertainmentのオーディション「NCT Universe : LASTART」では、厳しい審査を勝ち残った6名の精鋭がデビューしました。さらに、あのNiziUを生んだ「Nizi Project」のシーズン2、J.Y. Parkによるボーイズグループオーディションが7月にスタート。12月にデビューメンバーが決まります。

そして、BE:FIRSTの生みの親SKY-HIと日本テレビが手掛ける、番組&イベントプロジェクト「D.U.N.K.-DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-」の第2弾はドームでの開催が決定。12月、京セラドームが熱狂に包まれます。

  • J.Y. Park
  • Nizi Project Season2
  • SKY-HI
  • D.U.N.K.
    -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-

Hulu 話題のドラマ続々 Disney+とのセットプランも開始

2023年度上期は4月期土曜ドラマ「Dr.チョコレート」、日曜ドラマ「だが、情熱はある」や7月期土曜ドラマ「最高の教師」が好評で、多くの会員の獲得につながりました。また、Huluオリジナルコンテンツとして、大型国際共同作品で福士蒼汰さん出演の「THE HEAD」Season2や、人気漫画が原作で山下智久さん主演の「神の雫/Drops of God」が話題となりました。社会現象を巻き起こしたオーディション番組「Nizi Project」の第2弾も大好評を博しています。さらに、7月からHuluとDisney+を両方楽しめる初のセットプランの提供を開始。それぞれのサービスに個別に入会するよりも料金が約26%安くなり、世界と日本のエンターテインメント・コンテンツを幅広くユーザーにお届けしています。

  • 「最高の教師」
  • 「神の雫/Drops of God」

海外ビジネス 「ブラッシュアップライフ」にリメイクのオファー殺到

1月期に放送されたドラマ「ブラッシュアップライフ」(英題:Rebooting)が海外でも大きな注目を浴び、番組販売は過去最高の売り上げだった2022年度に続き、23年度も幸先の良いスタートを切っています。

「ブラッシュアップライフ」は、6月に中国で「上海テレビ祭マグノリア賞」の海外連続ドラマ部門にアジア発のドラマとして唯一ノミネートされたほか、8月にはタイ・バンコクで行われた「ContentAsia Awards 2023」で最優秀賞を含む3部門を受賞。アジア圏を中心にリメイク制作のオファーが殺到しています。

また、世界的な景気悪化の中で実績がある番組に人気が集中し、「¥マネーの虎」は各国での新シリーズの放送に加えて、新たに現地版の制作を始める国もあり、まもなく50か国に達する勢いです。

報 道 G7広島サミット デジタル展開で他社を圧倒

  • 平和記念公園を訪れたゼレンスキー大統領(左)

5月に行われたG7広島サミットは、各国首脳による原爆資料館の訪問や、ウクライナのゼレンスキー大統領の来日もあり、世界的に注目されるサミットとなりました。日本テレビ報道局は、広島テレビをはじめとするNNN各局と半年以上前から準備を進め、「首脳らが原爆資料館訪問へ」のスクープを皮切りに、企画や解説中継などで多角的かつ重層的に、被爆地広島でサミットを開催する意義や国際政治のダイナミズムを伝えました。また、外務省など政府側と交渉し、取材拠点となる国際メディアセンターに「日テレNEWS24」を視聴できるモニターを複数設置。世界各国のプレスが日テレNEWS24を通して歴史的な瞬間を見守りました。

  • 日テレNEWS24を見守る各国プレス(国際メディアセンターにて)

一方、デジタル展開でも他社を圧倒しました。広島テレビと連携し、①YouTubeでのサミット期間丸ごと85時間連続生配信、②スマホ1台・PC1台の新手法YouTube中継、③各所にいる記者が取材した出来事を集約し、テキスト記事で時系列に伝えるタイムライン投稿、④オリジナルWeb記事、⑤オリジナルYouTube動画、YouTube ShortsやTikTok向け縦型動画…などの作成・配信を実現。生配信は再生回数100万回以上、一時すべてのニュースカテゴリー配信で1位を獲得しました。さらに、各国首脳の専用飛行機について専門家が解説したオリジナルコンテンツは、約140万回再生のヒットとなりました。

地上波・CS(日テレNEWS24)・デジタルの3つをフル活用しながら、NNNの連携によって、視聴者のニーズにビビッドに応える報道を実現することができました。

  • 広島テレビ報道フロアの一角に設けたデジタル配信ブース
  • 平和記念公園を訪れたゼレンスキー大統領(左)
  • 日テレNEWS24を見守る各国プレス(国際メディアセンターにて)
  • 広島テレビ報道フロアの一角に設けたデジタル配信ブース

CONSOLIDATED FINANCIAL STATEMENTS

財務ハイライト

単位:億円

91期の期末は予想値

売上高

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属する当期純利益

  • 中間
  • 期末

詳しくはこちらへ

COMPANY INFO

会社情報

会社の現況(2023年9月30日現在)

商号 日本テレビホールディングス株式会社
(2012年10月1日付 商号変更)
所在地 東京都港区東新橋一丁目6番1号
設立 1952年10月28日
主な事業内容 株式等の所有を通じて企業グループの統括・運営等を行う認定放送持株会社
資本金 186億円
発行可能株式総数 1,000,000,000株
発行済株式総数 263,822,080株

取締役・監査役(2023年9月30日現在)

代表取締役
取締役会議長
山口 寿一
代表取締役
会長執行役員
杉山 美邦
代表取締役
社長執行役員
石澤 顕
取締役 渡辺 恒雄
取締役 佐藤 謙
取締役 垣添 忠生
取締役 真砂 靖
取締役 勝 栄二郎
取締役 菰田 正信
常勤監査役 草間 嘉幸
監査役 北村 滋
監査役 村岡 彰敏
監査役 大橋 善光

株主メモ

事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会 毎年6月
基準日 定時株主総会・期末配当:毎年3月31日
中間配当:毎年9月30日
株主名簿
管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
郵便物送付先
(電話照会先)
〒168‐0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-782-031(フリーダイヤル)
単元株式数 100株
株式に関する
お手続き
■住所変更、単元未満株式の買取等のお申し出先について
株主様が口座を開設されている証券会社等にお申し出ください。
なお、証券会社等に口座がないため「特別口座」に記録されている株主様は、「特別口座」の口座管理機関である三井住友信託銀行株式会社にお申し出ください。
■未払配当金の支払について
株主名簿管理人である三井住友信託銀行株式会社にお申し出ください。

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